相談事例
アトピー性皮膚炎について
目次
- ○ 漢方薬を効果的に
使うコツ - ○ スキンケアについて
- ・整肌
- ・養肌
- ・美肌
漢方薬を効果的に
使うコツ
中医学ではかゆみの主な原因は体にこもっている「熱」だと考えています。
熱のこもった状態は体の水(津液)のバランスの乱れにつながり、皮膚を乾燥させ、やがて「ドライスキン」になってしまいます。
このような場合、まずは熱を取り除く漢方を服用し、熱と炎症を鎮めることが大切です。
その後、健やかな肌に改善するための漢方を症状に合わせて調節していきます。
「改善までどのくらいの期間がかかりますか?」といったご質問をよくいただきますが、重度の場合半年から1年以上はかかるとお考えください。
かゆみや肌荒れには波があるため、当薬房ではその波をできるだけゆるやかに、小さくしていくように心がけています。
スキンケアについて
肌に赤みがあり、熱感がある、ジュクジュク・カサカサしている場合は、中医式スキンケア法を用いて整肌、養肌、美肌に取り組みましょう。
整肌
肌を洗うときはよく泡立てて、肌を傷つけないように優しく洗うことがポイントです。できれば、朝と夜にシャワーや入浴(短時間入浴)を心がけましょう。
肌を整えて保湿することにより乾燥肌が改善し、バリア機能が高まってかゆみが緩和されます。
養肌
入浴後は中医式スキンケア法を用いた化粧水、保湿ローション、保湿クリームで肌を養います。
かゆみが強い方には化粧水を含んだ、お肌を整える作用が高い湿布も合わせて使用し、その後保湿クリームを使って水分と脂分を補いながら肌を養います。
美肌
お肌の回復の状態に合わせて、中医コスメや肌ケアの外用薬、漢方薬などを調整して使用します。
美肌を目指し、肌のバリア機能を高め、維持できるように整えていきます。
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